2007年のweb動向

by 村田 宏子

2007/03/15 Thu

CGMというものをご存知ですか?
Consumer Generated Mediaの略で、消費者が(Consumer)、コンテンツを生成する(Generated)、メディア(Media)という意味です。
ブログやSNS(mixiなど)が、CGMの代表格として有名ですね。YouTubeも含まれると考えていいでしょう。
言うまでもなく、現在のweb業界を牽引しているツール群です。ここをご覧になっている方の中にも、mixiとブログを利用している方も多いのではないでしょうか。
これらのCGMサービスは、基本的に完全無料で提供されています。もちろん無料のサービスは、広告バナーが付くなどの制約がある場合がほとんどではありますが。

さて、ここからが本題です。
どうしてCGMサービスはここまで浸透しているのでしょうか。
また、私たちはCGMをどう利用すればいいのでしょうか。

浸透している理由を探るために、旧来のインターネットサービスについて簡単におさらいしましょう。
旧来のインターネットメディアでは、管理人や編集者など、情報発信者側が自ら企画や構成を考え、ユーザに投げかけていくというような

上(製作者)から下(ユーザ)へ

というようなモデルが基本でした。

それに対してCGMは、ユーザが管理者のフィルターを介すことなく直接情報発信できるというところに特徴があります。

CGMツールでは、ユーザの実体験・感想などのダイレクトな一般消費者の意見や考えが日々発信されています。なぜこのような現象が起きたのかというと、これまでは、ネット上で何か情報を発信したい場合、どうしても技術的な要因(ウェブサイトを作らなければいけない、等)が原因で、一般的には敷居が高く、やってはみたいけれど・・・と、ユーザが二の足を踏んでいたのです。
それがブログやSNSといったツールの登場で、誰でも手軽に行えるようになったために、人気の火がついたというわけです。
2005年のブログブーム、2006年のSNSブームの発生というのは、これまで潜在的にネットのユーザーが抱えていた表現欲求をCGMで解消したことによって生じた、ある意味で言えば「起きるべくして起きた」現象とも言えます。この流れは2007年も続きそうです。

では、このCGMをどうやってビジネスに生かせばいいのでしょうか。
まずブログ。これは既に多くの企業様が実践されていることですが、担当者ブログや社長ブログなどの公開は、一般ユーザとの距離を縮め、親近感を得る役に立ちます。
CGMの特徴である「更新しやすさ」を利用すれば、最新の情報を素早く発信することにも便利です。ホットな情報はホットなうちに出すのが鉄則ですから、これほど便利なツールもありません。
SNSも、顧客の囲い込みやファンの醸成に効果があります。こちらは仕組みがブログよりも複雑なので、運用にはやや高度なノウハウが必要ですが、うまく運用することができれば、一般ユーザの生の声を拾い上げることもできます。お客様の率直な感想が企業にとって極めて重要であることは言うまでもないことですので、それを大量に拾い上げることが可能なSNSの有効性は、ご理解いただけるのではないでしょうか。

これからは、CGMツールを有効に活用することが、webマーケティングの基本になることでしょう。皆さんも、CGMの動向に注目してください。

ところで、どうしてWeb関係の略称は、3文字のアルファベットにされることが多いのでしょうね?
CGM、CMS、PPC、SEO、SEM・・・。
もっと分かりやすい略称はないものかと、日々考えてはいるのですが。



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