文字と声のはなし。

by 小島 和志

2007/08/ 3 Fri


 
さて今回は「文字と声」。
何の事だか、という人も多いと思いますが
チラシなどの印刷物に載る文字の話です。

それではいきましょう。

 
 
moji.jpg
 
 
ここに5つの書体(文字の形です)で書かれた「おはようございます」があります。
チラシでもよく見るものもあるのではないでしょうか。

印刷用に原稿を作成する場合、この中から一つを選ばなければなりません。
さて、例えば「建設中の家を見せる構造見学会」チラシの場合
あなたならどれを掲載しますか?
 
 
 
正解は「どれでもいい」です。なんのこっちゃ!!ですね〜。
しかし、好みで選んでしまった方は要注意です。
書体の選び方もルールがあるんです。
 
まず「1」の場合。
力強い書体です。「地震に強い安心」を言いたい場合に最適。
力強い男の人の声を想像させます。
 
次に「2」。
よく見る雰囲気の書体です。
真面目で誠実な雰囲気をもっています。男の人とも女の人ともとれる声です。
「正確に着実安心作業」を言う時に使うといいですね。
 
「3」は丸っこい文字が特徴的。
女性の、しかも子供に向かってしゃべりかけるような優しい声です。
「家族が安心できる」ポイントがある場合が適当です。
 
さて「4」は「2」とよく似ています。
しかしよく見ると、より丁寧でおしとやかな雰囲気があります。
(実は教科書で使われるものです。女の先生の声を感じませんか)
この書体は「ゆっくり」読んでもらいたい場合に決まります。
そんなやさしさがあります。
 
そして最後の「5」。
とても耳障りのいい親しみやすい声です。
その分、特徴があまりないのでオールマイティに使えます。

  
解説を読んでみてお気づきになられましたか?
実は書体は「声質」に例えられるものなんです。
そしてもっと言うと文字の大きさは「声の大きさ」です。
チラシで言いたい内容と、
その声・大きさが合っていないとチグハグな印象になってしまいます。
高級感のある雰囲気なのに「1」を使っているなんてチラシもたまに見かけます。
とてももったいないと感じます。
当然、想定している購買層(話しかける対象)によっても
使い方を変えることが大切です。
 
今お作りになっている印刷物は
意図している声になっていますでしょうか。
文字になりきって声を出してみるとよくわかります。
一度、お試しください。面白いですよ。

男の人の声?女の人?何歳くらい? 
大きいところは大声で。読みやすいところは普通の声。
ちっちゃいとこはヒソヒソ声で。。。




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