プレスリリース文章の書き方

プレスリリーズ文章に決まった書式はありませんが、守らなければならないルールがあります。

│｜リリースを構成する基本要素

メディアに送る文章がプレスリリースだということを伝えるために、「報道関係者各位」や「Press Release」｢News Release｣と、記します。

次は自分がどこの会社であるかを名乗り、発信日時を入れましょう。

これをレターヘッドといいます。

それから、これが何のリリースか簡潔に示した『タイトル』

どの記者もタイトルが一番大切だと言い、たくさん届くリリースの中からタイトルだけ見て残すか残さないかを判断してしまうと言います。

文章はまず興味を持ってもらうために、全体を短めに要約した『リード』と、それを詳しく説明する『本文』。

忙しい記者はタイトルとリードだけしか読まないこともあるので、4～5行のリードの中に本文のエッセンスを盛り込むテクニックが必要です。

本文の訴求したい内容が伝わるように、文章とビジュアルを駆使して描きましょう。

最後に重要なのが、こちらの『連絡先』を記すこと。

所在地と、いざ先夫が興味を持ったときにすぐに問い合わせができるように、担当者の個人名と電話番号を入れましょう。

さらに詳しい情報を知りたい人のためにホームページのURLも掲載します。

ここまでを1枚に収めて完結し、もし詳しい資料を見せたいなら、添付資料として回送しましょう。

│｜プレスリリースをさらに効果的にするための秘訣

プレスリリースは毎回同じ形式で定型化することをおススメします。

あなたの会社から来たことが受け手にすぐわかりますし、定期的に情報を送っていることを印象づけられるからです。

自社のロゴマークやイメージカラーを使うと、会社のイメージ戦略にもなります。

プレスリリースを作るときは、読む相手を意識することが大事です。

1色刷りは多色刷りに混じると地味で埋もれてしまうので、できる限りカラーを使うようにしましょう。

文字の大きさは11ポイントが基本で、これより小さいと読みづらくなります。

リードや見出しなどは文字を大きくしてメリハリをつけると読みやすくなります。

字体は統一する必要はないと思いますが、目立たせたい言葉は字体も変えたほうが目に入ってきます。

また、パソコンの字体を見てみると「MS明朝」と「MSP明朝」のように“P”が付いているものと付いていないものがあることに気づくと思います。

この“P”は「プロモーショナルフォント」といって、例えば「I」のように横幅の狭い文字では他の文字と比べて細く表示してくれるのです。

見た面に体裁の良い文章が作れるので、これは利用した方がいいでしょう。

センテンスは短く切った方が読みやすく、1文は50文字以内を目安にして3行以上は続けないよにしましょう。

箇条書きで要点をまとめるくらいのほうが好まれます。

スペースは一杯にぎっちり情報を入れたくなりますが、余白をうまく作ることも必要です。

余白があると、記者が電話してきたときなどにメモ欄として重宝されます。

1枚の文章は750文字ぐらいが適当でしょう。

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