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地域密着型建設会社、広告・PR成功事例

2019年5月13日 by PR無料集客チーム

A社は、埼玉県に本社があり、東京・千葉県を商圏として住宅建設を行っている会社です。

近年の住宅業界の流れとして、ただの住宅ではなく、何かしら特長のある「コンセプト住宅」の販売が好調ですが、A社も早い段階から取り組んでいました。

その代表的な企画の一つが2013年に販売した子育て住宅です。

 

きっかけは、その前年(2012年)に、同社が23区内最大となる都内某所の分譲地の開発を手掛けたことにはじまります。

開発を進める中で、同社の女性社員が地域のNPO法人と出会い、交流するうちに、主婦独自の目線で子育て住宅を作るというアイディアが生まれました。

同法人の呼びかけに集まった主婦10人ほどがアイディアを出し合い、優秀なアイディアは、実際に建築・販売するというプロジェクトをスタートしたのです。

広告・PR成功事例

このプロジェクト自体、完成した時点でプレスリリースをすればメディアに取り上げられそうな内容ではありますが、A社の場合は、このコンペが始まった段階で早くも第一弾のプレスリリースを実行しました。

ここが、A社の上手なところです。

不動産業界で「女性目線の家」というキャッチコピーをよく見かけます。

しかし、女性のアンケートの結果を物件に反映した程度のものがほとんどです。

しかし、A社では主婦たちがすでに建っているモデルハウスを見学して『何が足りないのか?』意見を出し合うことから始めました。

プロの建築士とも何度も打合せをして、参加した主婦たちも休日返上で自主的にミーティング開いて、熱心に取り組み、最後のプレゼンテーションまで自分たちで行うという本格的なものでした。

 

 

このような主婦たちの姿が共感を呼んだのか、フジテレビ系のニュース番組が「女性の社会進出」という切り口で長期取材をしてくれたのです。

これは、コンペのスタート時点でプレスリリースをしたからこそ実現したことで、建物が完成してから配信したのでは遅かったことと思います。

テレビで放映される時間も短かったことと思います。

 

ここでの考え方で大切なのは、自社の物件をメインに取材してもらわなくても良いということです。

参加した主婦たちを取材してもらえれば、必然的に物件も画面に映り、自社の大きなPRにつながるからです。

 

コンペの審査員には地元保育園の園長先生や区の有識者を招き、きちんとしたイベントに仕立てました。

コンペ会場で開催した記者発表には、15社ほどのメディアがほどの大盛況で、「主婦からアイディアを集めて、本当に家を建ててしまうプロジェクトは他にない」と、業界紙でも大きく取り上げられました。

 

コンペに提出されたアイディアは、どれも主婦目線が活かされたユニークなものばかりで、実際に建設されました。

販売した物件はすべて、早期に買い手がついたそうです。

 

アイディアを出した主婦と入居した主婦の間の交流が生まれたり、地域に貢献したと自治体から賞を受賞したりもしました。

これまで大きな影響力を持ったのは、プロジェクトが始まる早い時期からプレスリリースをしたからと考えられます。

 

次の年に、主婦たちが再集結し、共同で設計基準を作成。それをもとに商品開発第2弾が計画され、またリリースを配信しました。

このように、PRがうまくいった商品は、第2弾を作れば必ず話題を呼びます。

話題作りをうまく利用することが、広告・PRには大切なことなのです。

 

広告・PRのことをもっと知りたい方に、基礎からわかる勉強会があります。

 

カテゴリー: PR集客ノウハウ  
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