Web集客のデータ解析について考えてみる

個人的に面白い記事があったので、今回はその記事を元にして
【集客】というキーワードを絡めて、個人的な意見を書いてみたいと思います。

取り上げる記事はこちら

A：Macの壁紙「青い池」で美瑛町の観光客数は増加、一方で宿泊客数は減少。その原因をウェブ解析で探るhttps://webtan.impress.co.jp/e/2017/10/13/27096　　※Web担当者フォーラムより

B：「Macの壁紙「青い池」で美瑛町の観光客数は増加、一方で宿泊客数は減少。その原因をウェブ解析で探る」を検証してみた　→　宿泊客増えてる・・

https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=35667　　※More Access! More Fun!永江一石のITマーケティング日記より

まず初めにAの記事があがりました。

「美瑛町の「青い池」が人気スポットになり観光客が増えたものの宿泊客が減ってしまった」
ことについて、Web解析を使えば現状把握からお客さんの行動まで把握できるよ、という内容でした。

さらに美瑛町の人気を押し上げたのが「青い池」です。

この青い池は2012年発売のApple社のMacBook Proの壁紙に採用されたことで、広く知られるようになりました。その後、ネットメディアや雑誌などで取り上げられ観光客が徐々に増加していましたが、2014年にTV番組に特集されたことで、一気に青い池を訪れる観光客数が急増加しました。

しかし観光客数は増加したものの、宿泊客数は減少してしまいました。
記事より引用

内容に違和感はなく、観光協会のホームページを仮説を元にデータ検証したりして、Web解析として勉強になるものでした。

計測用のQRコードを利用するなど、「そうだよなぁ」と頷いてました。

で、次にBの記事を目にしました。

北海道の美瑛町の青い池が大人気となって訪問者は急増したのに宿泊客は減少した。その理由はどうも（お金が無くて宿泊しない）若者が押しかけてきてお金を落としていた中高年が混雑を嫌って回避するようになった、というのをanalyticsで裏付けるというものです。
自分もこういう仕事をしていますので、「もっと来訪者を増やしたい」「リアルな客数を伸ばしたい」という前提でいろいろやることが多いのですが、まずこの記事読んだときに
来訪者が増えたのに宿泊者が減るなんて異様なことはあるのか
記事より引用

記事本文にもありますが、disるためのものではないそうです。

最初に書いておきますが、別にdisるためではなく、良くやりがちな事だと思ったので、こういう仕事をしている以上、書いたほうがいいのかなと思いまして。書き方には気をつけます。（と、わざわざ前置き）

実際読んでみてもdisっていませんでした(^_^;)

どちらかと言うと、【良くやりがちな事】として反省する所を教えてもらった感じです。「あー確かに」とこちらも頷いてましたし。

A、Bの記事を読んで反省をしつつ考えたことがありました。

■ECなどホームページでコンバージョンが完了する場合は、解析からのデータでおおまか改善していける。
しかし、来店などリアルに集客する場合は、ホームページへのアクセスだけではなくいろんな視点を持って仮説を立てないといけない。

これは工務店における「来店予約」「来場予約」「イベント予約」への誘導なのかなと思います。
ホームページだけを見て、あーでもないこーでもないと言ったところで、なかなか解決されるものではありません。イベント内容が魅力的なのはもちろんのこと、お客様を動かす「何か」が必要になってくるのです。

資料請求などでの見込み客集め（リスト集め）ではなくリアルな集客が大事になっている今、参考になる考え方ではないでしょうか。

■前提となるデータに左右される。

これはいつも言っていることですが、
データ集計での解析結果はぶっちゃけ作成者の好きに作れるんですよね。

良いデータに見せようと思えばいくらでも出来るんです（その逆も然り）

なので前提が間違っていたら、その方向に持っていかれる可能性があるんですよね。
※今回の記事で言えば、宿泊客が減少している前提です

ホームページの良し悪し（見た目のデザインは別として）は、出来るだけ客観的に事実に基いて判断する必要がある…のではと思うのです。

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