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チタンSTAFFブログ

10月8日は『木の日』。『家』ではなく、木で造られた『車』

2016.10.11 by takashima

こんにちは Takashima です。

先日10月8日は木の日。
漢字の「十」と「八」を組み合わせると「木」の字になることから、この日が選ばれ木の良さを見直す日です。

さて、
今春ミラノデザインウィーク2016に出展した、『TOYOTA』の木で作られたコンセプトカー「SETSUNA」をしってますか？

『11』の「こだわり」からなるコンセプトカー

順に

・こだわりその1
家族と時を刻む100年メーター

・こだわりその2
刹那エンブレム

・こだわりその3
木を用いることでコンセプトを具現化

・こだわりその4
用途に応じた木材の選定

こだわりその5
日本古来の伝統技法「送り蟻」「くさび」

・こだわりその6
ボディは取り替え可能な木のパネル

・こだわりその7
拭き漆

・こだわりその8
家族を優しく包み込むシート

・こだわりその9
コントラストを生み出すアルミニウム

・こだわりその10
美しいカーブを描くボディライン

・こだわりその11
クルマとして・・・、そしてクルマであるために・・・。

私が特に引かれた「こだわり」は

・こだわりその4
用途に応じた木材の選定

コンセプトカーとは言えクルマとしての基本である、走る・曲がる・止まるといった性能を装備している。そのため構成部品でもある木材も適材適所の樹種を選択した。木目の鮮やかさや趣き、材質の柔らかさから、外板は「杉」を採用した。フレームは、高い剛性を保つ「樺（かば）」、フロアは強度が高く、耐久性に優れた「欅（けやき）」、シートには、木肌がなめらかな「栓（せん）」を使用している。さらに、SETSUNAは木目の美しさを表現すべく、「杉」の外板は、丸太の中心に向かって切断した柾目（まさめ）、丸太の中心から適度にずらして切断した板目（いため）の2パターンを製作している。柾目はほぼ平行に、木目が均等にはっきりと並ぶフォーマルな印象を与える一方、板目は木目が柔らかで、1本の木でも同じ木目はなく、趣きのあるフレンドリーな印象を与えてくれる。

こだわりその5
日本古来の伝統技法「送り蟻」「くさび」

木の接合に釘やネジを使用しない日本古来の伝統技法である「送り蟻」「くさび」などを採用。外板の着脱を釘などを使わずにできる「送り蟻」は、接合部の強度を高めるばかりか、締結部がすり減ったとしても「蟻ほぞ」「ほぞ穴」を部分的に取り換えることができ、本体に加工することなく使い続けることができる。フレームの接合部には部品と部品を貫通させた「通しほぞ」に「割りくさび」を用いて締結している。このように手間を掛けて木と木だけで組付ける面白さもSETSUNAは持っている。

まず、「こだわりその4」の木材の選定が素晴らしい！

ただ『木』を使いましたー。にならず。木の種類の特性。合わせて木の木材の部位の特性の違いを適材適所に当てている。

続いて、「こだわりその5」の木の接ぎ方ですが、『釘』を使わずに『送り蟻（寄せ蟻）』『楔（くさび）』を採用。

『送り蟻（寄せ蟻）』『楔（くさび）』と言われても「？」となると思いますので下に紹介します。