怖い絵展に行ってきました！

こんにちは！チタンの鈴木です！

 

みなさんは「怖い絵展」をご存知でしょうか？

 

上野の森美術館にて10/7～12/17まで開催されていました「怖い絵」を題材とした展覧会です。

 

ずっと気になっていたのですが先日やっと行くことが出来ましたので、今日はそのレポートを書いていきます。

 

まずは上野の森美術館に到着。

 

目に飛び込んできたものは物凄い行列でした。

なんと3時間待ち。

 

「人間は恐怖を求める」

 

という言葉を聞いたことがあります。

 

その現象がまさにこの日、上野で起こっていました。

 

看板はこのような感じ。

どこか不気味な雰囲気がテンションを上げてくれます。

 

根気強く3時間並ぶ事を決意。

途中、寒さで凍え死にそうになりました。

 

遂に入館。

 

中に入ると音声ガイドが550円で販売されていたので購入。

 

ヘッドフォンを渡され、ボタンを押すと絵画の説明が流れてきます。因みに声は女優の吉田羊さんでした。

 

「怖い絵展」は章ごとにフロアが分けられておりました。

第一章「神話と聖書」

第二章「悪魔、地獄、怪物」

第三章「異界と幻視」

第四章「現実」

第五章「崇高の風景」

第六章「歴史」

と６つの章に分かれて展示されていました。

 

パッと見は普通の絵画が多いのですが横に説明書きが書かれており、読んで意味が分かるとゾッとするものがいくつもありました。

 

この「怖い絵展」のキャッチコピーは

 

「その闇を知ったとき、名画は違う顔を見せる。」

 

まさにその通りで説明書きを読むと全く違う絵に見えます。

 

 

 

館内は写真撮影禁止でここに載せる事が出来ないのが残念です。

 

帰りに2枚ポストカードを購入したのでご紹介します。

 

いかがでしょう。

 

パッと見は普通の絵ですよね？

 

この絵は「オデュッセウスに杯を差し出すキルケー」という絵です。

 

椅子に座った美女が杯を差し出していますね。

 

こんな美女にお酒を差し出されて飲まない男性はいないでしょう。

 

しかしこのお酒には毒が盛られており、飲むと豚になってしまうのです。

 

よく見ると絵の右下、女性の足の隣に豚が転がっていますね。

 

さらに女性の後ろ大きな丸い鏡があります。

 

鏡の右側に男性が写っていますね。この男性がオデュッセウス、ギリシャ神話の英雄です。

 

この絵はただの美女の絵ではなく、美女がギリシャ神話の英雄オデュッセウスに毒を盛ったお酒を差し出しているという「怖い絵」なのです。

 

絵に隠された意味を知ると面白いですね。

 

もう一枚。

 

この「怖い絵展」の一番の目玉である

 

「レディ・ジェーン・グレイの処刑」

 

 

美術館でこの絵を見たときは圧巻でした。

 

まず大きさです。縦２．５メートル、幅３メートルの大作です。

 

真ん中の女性はヘンリー8世の姪として生まれたばかりに政争に巻き込まれ、16歳の若さで死ななければならなかった悲劇の女王です。異名は「9日間の女王」。

 

抵抗することもなく首置き台を手探りに探すジェーン。

 

その横には首置き台へと優しく導く聖職者。

 

さらに右には大きな斧を持った死刑執行人がいますね。

 

左の二人の女性はジェーンの処刑に悲しみのあまり失神しかけているもの、壁に手をついて泣いている様子が描かれています。

 

ジェーンの首置き台の下には血を吸わせる為の藁が撒いてあります。

 

残酷な運命を前に臆する事無く、周りの悲嘆にも動揺する事も無く覚悟を決めて死につこうとしている美しくも残酷な絵です。

 

その姿には心を打たれました。

 

一時間半程で全ての絵を見終えました。

 

今回の収穫はこちら。

 

チケット、パンフレット、ポストカード2枚です。

 

ポストカードは自宅の壁に貼りました。

 

友人が遊びに来た時の反応が楽しみです！笑

 

以上、「怖い絵展」レポートでした！

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