キーワード選定の3つのステップ

キーワードの選定をするときに、最初からツールを使うのではなく、自分たちで十分な時間を使って考えることが大切です。

ツールを使う場合でも、ツールに入れる最初の1題は決めなければなりませんし、自分たちで考えることで、ツールでは見つけることができない重要なキーワードに出会える可能性も広がるからです。

│｜ステップ①お客様のことを具体的に想像する

キーワードを調べるツールはたくさんありますが、まずは自分の頭で、お客様のことを想像して

「どんなキーワードで検索するのだろうか？」

と考えてみてください。

そのとき、お客様は、

『男性か女性か？』

『年齢は？』

『どこに住んでいる？』

『どんなことに困っていて、どういうタイミングで検索するか？』

『パソコンから検索するのかスマホを使うのか？』

など、いろいろな角度からリアルに想像することが大事です。

【注文住宅　〇〇市】をメインキーワードにするにしても、ローコスト住宅を求めている女性なのか、予算に余裕のある富裕層をお客様にするのかによって、キーワードも違ってきますよね。

Webサイトに掲載するコンテンツも変わりますし、デザインにも影響がでます。

「どういう人をお客様にしたいのか？」

を具体的に考えることが大切ということです。

│｜ステップ②グループディスカッションで膨らませる

一人で考えることに行き詰まったら、社員、スタッフ、同僚、仲間と一緒にディスカッションしてみましょう。

いきなりツールを使って機械的に洗い出すのではなく、自分たちの経験、実績をバネにして頭で考えてみましょう。

│｜ステップ③お客様に聞く

直接お客様と会話できるチャンスがある場合は、お客様に

「どんなキーワードで検索してくれましたか？」

と聞いてみてください。

ある工務店では、見学会に来てくれたお客様に

『うちの会社のこと、ネットで調べましたか？』

『どんなキーワードで検索しましたか？』

というヒアリングをしました。

するとお客様が、どんなキーワードで検索したかを直接聞くことができました。

新築住宅を建てるか中古住宅を購入するか迷っていたお客様は【新築　中古住宅　違い】や【新築　注文住宅　価格】など検索したと言います。

キーワードには【新築】だけではなく【中古住宅】というキーワードも大切だということがわかりました。

またWebサイトに掲載しておくコンテンツとしても【新築住宅と中古住宅の違い】や【新築住宅と中古住宅では、どちらがお得か？】などのコンテンツも必要だとわかりました。

お客様にインタビューしていると、息子（娘）夫婦のために親が検索したという人もいて、ご両親用のコンテンツも必要だということが見えてきました。

ご両親は【予算】【孫】【同居】【2世帯】などのキーワードを入れることもわかり、キーワード選定の良いヒントを得ることができました。

ツールを使って洗い出すキーワードは過去の検索の結果です。

お客様や自社の実情にあった未知のキーワードを発見するためには、自分たちで考えたり、お客様に聞くことが良いヒントになります。

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