ＳＮＳにご用心

お客様への情報発信の仕組みとして、FaceBookやTwitter、InstagramなどのSNSを活用する建設会社が増えてきています。

ネット広告も、リスティング広告ばかりではなくSNS広告を活用して集客するようになってきました。

││いまさら聞けないSNSの定義

SNSは「Social Networking Service」の略で、Web上で社会的ネットワークを構築可能にするサービスのことです。

狭い意味では、『コミュニティ型の会員制のサービス』と定義されます。

SNSに登録することで、知らない人や、知っていたけど交流がなかった人とコミュニケーションができることが魅力です。

一般に知られていないSNSも多く存在しますが、代表的なSNSサービスの特徴は、次のようなものです。

・Twitter・・・140文字しかつぶやけないので、短文で表現したい人や交流したい人向け

・Facebook・・・実名登録なので、同窓生やリアルな友人知人と交流したい人向け

・LINE・・・基本は一対一のやりとり、たまにグループでやりとり、がしたい人向け

・Instagram・・・自分の撮った写真を見てもらいたい人、写真を通じて交流したい人向け

││SNSに投稿するときの注意点

専門知識がない人でも手軽に情報発信ができ、登録している仲間と情報共有できることがSNSの魅力ではありますが、手軽な分情報発信には注意が必要です。

１．プライバシー設定を適切に行う

SNSで不特定多数に公開した情報は、だれが、どのような目的で閲覧しているかわかりません。

面白半分で炎上ネタを探し回っているネット利用者も存在します。

SNS利用時は、だれに見せるべき情報かを踏まえて適切なプライバシー設定を行い、プロフィールや投稿の公開範囲を制限することも必要です。

企業でSNSを使う場合、公開範囲を限定することは難しいのが実情です。

お客様が良いといってくれていたとしても、情報発信する企業側が、十分な配慮をしなければなりません。

特に住所や連絡先など、個人が特定できる情報の発信は避けた方が賢明です。

車のナンバーや電柱などの住所表記が画像に映り込んでいないかにも注意が必要です。

２．SNSの投稿は、誰が見ているかわからない

企業のSNSの投稿内容は、特定の人だけが見るだけではなく、不特定多数の目に触れるものです。

投稿した写真や動画が一定時間経過すると自動消去されるSNSでも油断は禁物です。

仮に、友人にしか見ることができないように公開設定をしていたとしても、見た人がシェアしてしまったら、全体に公開されたのと同じことになります。

SNSの投稿を見た人の多くは、善意を持って訪問してくれた人だとは思いますが、中には危害を加える目的で見る人もいる可能性があることを忘れてはいけません。

３．モラルや社会のルールを尊重する

SNSへの投稿が拡散し、炎上するのは、実社会において反道義的、反社会的な行為は、SNSなどのネット上でも許されないからです。

もちろん意識してそのような行動をSNSに投稿することはないと思います。

しかし、自分が意識しなくても第三者から見て、問題行動であると思われる可能性もあります。

また、投稿する側が冗談のつもりでも、受け手側が不快な思いをすることもあります。

ネットへの投稿では、「このくらいは良いだろう」という考えは通用しないということを覚えておいてください。

４．他者への誹謗中傷コメントを書き込まない

SNSでは普段の生活や、面と向かっては口にしないような暴言や誹謗中傷を安易に書き込んでしまうパターンも見られます。

SNSであっても特定の個人や集団を侮辱したり、人種、性別、国籍、思想、宗教、外見、職業などについて差別的かつ排他的な発言をしたりするのは厳禁です。

場合によっては法的責任を追及される可能性もあります。

企業のSNSにおいて、意識して誹謗中傷を書き込むことは無いはずです。

しかし大切なのは、「受け手側がどのように思うか？」だということなのです。

個人での企業でも、良識ある使い方をしている限り、SNSは有益なWebシステムであることは間違いありません。

しかし、自分が正しいと思っていても、相手にとって正しいと認識されるかは別です。

常に、読み手の気持ちを想像しながらSNSをビジネスに利用してください。

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