シンプルなURLはクローラのお気に入り

Webサイトの各ページをリンクし繋げていくときに、お客様が目的のページにできるだけ少ないクリックでたどり着けるようにすることが大切です。

お客様がスムーズに行きたいページにたどり着けるということは、検索エンジンロボットにとってもストレスなくページを循環できるということになります。

検索エンジンロボットがスムーズにWebサイトを巡回できるようにしておくことが、SEOに直結します。

お客様の導線を考えることは、検索エンジンロボットの導線を考えるということにつながるのです。

││クローラビリティとは

検索エンジンのロボットの中で、特にWebサイトを巡回して情報収集するロボットのことを「クローラー」といいます。

クローラーがスムーズにWebサイトを巡回できるようにしておくことも、SEOの取り組みになります。

クローラーが巡回しやすいようにしておくことを「クローラビリティを上げる」といいます。

クローラビリティを上げるための施策として、次のようなものがあります。

・ツリー構造でWebサイトを構築する

・内部リンクを張る

・浅い階層構造にする

││シンプルでわかりやすいURLを付けるメリット

シンプルでわかりやすいURLを付けることも、クローラビリティの向上につながります。

Webサイトのカテゴリ名、ファイル名などは命名ルールを決めておく必要があります。

URLは、アルファベットや数値の羅列ではなく、意味のある表記にしておくと効果的です。

無料ブログ等を使ってWebサイトを作ると、以下のようなURLが自動的に付いてしまうケースもあります。

URLから内容を予測できない悪い例としてご覧ください。

【https://aaa.jp/aaa/entry-123158.html？adxarea=kwkzc】

URLから内容を予測できるようにするためには、ページ内容と合成したファイル名を付ける必要があります。

たとえば、以下のようなURLにしておけば、そのURLのページに何が書いてあるか、わかりやすくなります。

・https://www.titun.jp/　：　株式会社チタンの公式サイトのトップページ

・https://www.titun.jp/reason/　：　チタンが選ばれる理由

・https://www.titun.jp/works/　：　ホームページの制作実績

・https://www.titun.jp/voices/　：　お客様の声

・https://www.titun.jp/service/　：　サービス紹介

・https://www.titun.jp/vice_president/　：　代表挨拶

・https://www.titun.jp/company/　：会社概要

わかりやすいURLは、お客様にとってわかりやすく、Webサイト運営者にとって管理しやすいなどのメリットがあります。

Googleの検索エンジンロボットにとっても、シンプルでわかりやすいURLのほうが巡回しやすくなります。

││「パンくずリスト」でクローラビリティを上げる

クローラビリティ向上のために、パンくずリストを活用することが有効です。

パンくずリストとは、童話『ヘンゼルとグレーテル』に出てくる「パンくず」からきている言葉です。

童話『ヘンゼルとグレーテル』では、主人公のヘンゼルとグレーテルが森で迷子にならないようにと道にパンくずを置きながら歩きました。

この話にちなんで、パンくずリストはユーザーがWebサイト上で迷子にならないようにページの階層構造を明確にする役割があります。

【パンくずリストの例】

HOME>サービス紹介>「土地なし客」を獲得する

上記の場合、今閲覧しているページが、「サービス紹介」ページの配下の「土地なし客」を獲得する

というページであることが一目瞭然です。

もともとは、Webサイト訪問者に今いる場所を伝える役割を担っていましたが、Googleのクローラーがページを巡回する際の手助けにもなっています。

また、パンくずリストをクリックすることによって、行きたいページに移動することができるので、ユーザビリティ的に使いやすいWebサイトにもつながります。

パンくずリストを整備することは、内部リンクも増えることになるので、パンくずリストは、SEO的にも効果の高い取り組みとなります。

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