スマホ時代の検索方法

スマートフォンの普及とともに、スマートフォンで検索することが当たり前の世の中になってきました。

主にパソコンで検索していた時代と比べ、スマートフォンでの検索方法は大きく変わりました。

││２０～３９歳の９０％以上がスマホでインターネット接続

「平成29年通信利用動向調査（総務省）」によると、インターネット接続で利用する末端は年代によって大きく変わります。

多くの工務店がターゲットとしている２０～４９歳の年代において、９０％以上がスマホでインターネットに接続するという結果が出ています。

パソコンでインターネットに接続する割合も７０％以上ですから、パソコンの検索をおろそかにすることはできませんが、今やスマホで検索することが当たり前という前提で対策しなければならない時代になったといえます。

││スマホSEOはスピード重視

近年、Googleが重視するポイントやアップデートの多くはスマホに関係したものとなっています。

それだけ検索エンジンのターゲットもスマホにシフトしてきていると考えられます。

Googleが提唱している「モバイルフレンドリー」、「MFI（モバイル ファースト インデックス）」、「ユーザー行動やUX」、「速度」と「Core Web Vitals（コアウェブバイタル）」などは、いかに「スマホで速く快適に目的を達成できるか」が前提にあります。

そしてすべてのサイトがMFIに移行する2021年は、MFIに移行した後、つまりGoogleがクロールするのもインデックスするのも評価するのも基本的に“スマホサイト”ということが1つの大事なポイントです。

もちろんPCユーザーが多いのであればPCサイトも最適化しなければいけませんが、SEOをやるという点ではどのサイトもスマホサイトの最適化が必須なのです。

││スマホ時代の検索行動

スマホ時代の検索の特徴は「マイクロモーメント検索」と呼ばれるもので、ユーザーは気になることがあるといつでもどこでも、ちょっとした瞬間（=モーメント）に即検索します。便利ですが、1回あたりの検索は刹那的でPCほどじっくり見られないようです。

スマホ特有のマルチタスク（ネット検索しながらLINEも見て、メールも見て……など、同時に複数タスクを行う）も、刹那的な検索に影響していると考えられます。

そのため、スマホではブランド訴求が難しく、コンバージョン率がPCほど高くないという傾向があるといわれています。

タイミングよくユーザーが「買いたい！」と思った瞬間に快適な検索体験を提供できないと、なかなか購入まで到りません。

次に位置情報もスマホの特徴です。

持ち歩くことが前提のスマートフォンでは、ユーザーの端末の位置に合わせてGoogleが最善の結果を返します。

「近くの美容院」「近くのカフェ」といった検索が増えており、渋谷にいて「カフェ」と検索するユーザーには渋谷近辺のカフェの情報を地図と共に自動で出すのが今のGoogleです。

││スマホ時代の検索

2015年にGoogleはマイクロモーメント検索を、「know（知りたい瞬間）」「go（行きたい瞬間）」「do（やりたい瞬間）」「buy（買いたい瞬間）」という4つに分類して提唱しています。

この「スマホ時代の4つのモーメント」はスマホのSEOにおいてとても重要です。

たとえば、「go」に関するキーワードは「今日　完成見学会」「●月●日　家づくり勉強会」というように、『今日、時間があるから近くで見学会をしていないかな？』といったような問合せが多くなっているのではないでしょうか？

その時に、「●●工務店　評判」「●●ハウス　断熱」というように検索し、連絡前のひと押しを調べるニーズもあると考えられます。

一般ユーザーは、その時の思い付きで検索することが多くなっていますから、「know（知りたい瞬間）」「do（やりたい瞬間）」の対策が重要となってきています。

スマホサイトへの対応は十分でしょうか？

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