Googleが2015年4月21日から実施したモバイル フレンドリー アップデートから
一気にスマホ対応ページ作成の関心が高まったような気がします。
※実際はそれ以前にスマホ(モバイル)からのアクセスが増加していることで
対策は考えていたと思いますが。
実際、それ以降にスマホページ制作に関わる事になったのですが、
結構苦労していることがあります。
基本的なことで申し訳ないのですが、PC(パソコン)とスマホ(モバイル)は
同じようにネットが出来るとはいえ、その違いにより制約もあります。
使われ方の違いもあり、その違いを理解していないと
「PCサイトと同じコンテンツ数にしてください」
と言われるとついつい詰め込んでしまうことになるかもしれません。
今回はスマホ対応の初級ということで、そもそもPCとスマホは何が違うのかについて
お伝えしていきたいと思います。
1:画面サイズが違う
「言われなくてもわかるよ」
確かにその通りです。
どんなにスマホが大きくなっていったとしても、PCのモニターサイズに比べれば
その表示される情報量がまったく違います。
PCサイトでコンテンツが多い場合、すべてスマホにすると煩雑で見にくくなるし
長いページになってしまうことでしょう。
またパソコンのようにマウスでカーソルを操作することもないので、指でタップするように
サイズを大きくしてわかりやすいようにシンプルにする必要があります。
2:表示速度が違う
PCサイトではネット接続環境も一昔前に比べ良くなり、表示速度に特に気をつかわなくても
そこまでストレスを感じさせることはなくなりました。
しかしスマホの通信回線がよくなったとはいえ、処理速度の違いや使用する環境により
サイトを表示するまで時間がかかってしまうケースがあります。
手軽に使用するスマホにとってこの表示速度はかなりのストレスを与えてしまい、
コンバージョンに大きく影響する要素の1つです。
表示速度を考えて作成する必要があります。
3:使用する環境が違う
例えばリフォーム店のページを見ている場合、PCで見ている時には主にネット上で何社か比べたり、
信用できる会社かどうか調べている…と考えられます。
スマホで情報を見ている場合よりも、コンバージョンに繋がる行動が比較的多いようです。
対して、スマホでそのリフォーム店の情報にアクセスする場合は、お店に実際に行くために
地図ページを見るという行動が予想されます。
またはたまたま見かけた看板で検索したのかもしれません。
上記のリフォーム店でリフォームする場合、スマホ検索で見つけたサイトを後からPCで
詳しくみてお問い合わせをする。
そんな流れも考えられます。
ちなみに資料請求など敷居の低いアクションについては、スマホでのコンバージョンが上がってきています。
このたった3つだけの違いでも、PCサイトとスマホサイトを同じにする理由が見つかりません。
まったく別の媒体と考えてもおかしくありません。
それぞれに適した、お客様にとって必要最低限な情報を掲載したうえで
使いやすく見やすい構成を考えなくてはならない、それがスマホ対応の基本になります。
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