コンバージョン数とコンバージョン率

20140304

指標としてはコンバージョン数ではなくて率という話です。

“webサイトの目標”を満たす行動をとった人がどのくらいいるか。

間取り集の応募が目標だった場合、何人登録してくれたか。
メルマガ購読登録が目標だった場合、何人登録してくれたか。
などになります。

コンバージョン数とは、そのままの人数なのですが
コンバージョン率となると「訪問者が何人いたか」で計算します。
解析ツールの各指標について その3参照

では何故、コンバージョン数よりコンバージョン率を指標にするのか。

多ければ多いほど良いので率は関係ないのではないか、
と考えられる方がいらっしゃるかもしれません。

確かに多いことは良いと思いますが、
指標としてはどうでしょうか。

たとえば…
A工務店のwebサイトの目的は「間取り集プレゼントへの登録」とします。
先月まで月10件でした。
そこで来月の目標を2倍にする目標を持ったとします。

コンバージョン数を指標として施策の予測が出来るでしょうか。
2倍なので20件が目標数としてはわかりますが…

ではコンバージョン率ならどうでしょうか。

訪問者が1000人/月として10件ならばコンバージョン率は1%。
目標数が2倍なのでコンバージョン率を2倍の2%にアップさせる目標設定をすれば、
計算上は目標達成です(訪問数は同数の1000人を前提とします)

もしかしたら2000人まで訪問者を増やしたらコンバージョン率1%を維持できれば
目標達成…などどうでしょう。

その他の施策もいろいろ出てきそうです。

上記のような効果予測がたてられるため、実際の分析も簡易になります。

そのため、指標はコンバージョン率が使われています。

┏━┓…────────────────────────────────────
┃◇ 住宅会社・工務店・リフォーム会社専門のWEB 集客コンサル / 株式会社チタン
┗━━…────────────────────────────────────


解析ツールの各指標について その3

20140221

タイトルは「解析ツールの各指標について その3」となっていますが、
コンバージョン率だけだったのでサブタイトルが画像についてます。

コンバージョン率(CVR)
コンバージョンには転換という意味があり、訪問者から購入者または登録者などに変わったということになります、
と説明しました。

さてこれはどういうことでしょうか。

身近なコンビニで例えてみます。
A店では1日1000人の購入者がいたとします。
しかしコンビニに来店されるお客様が必ず購入するわけではありません。
ほしいものが無かったり立ち読みだけが目的の人もいるでしょう。なので、ここでは2000人が来店したと仮定します。
式はコンバージョン数÷UU(ユーザー数)×100なので

1000(購入者数)÷2000(来店客数)×100=50

A店のコンバージョン率は50%となり、来店の2人に1人が購入していることになります。
※注意:現実では1日複数回来店する人もいれば従業員も購入しているわけですが、ここでは数えないものとします。

では次はwebサイトの例。
ある住宅会社サイトでは100人のユーザーがきて、資料請求した人(ゴールした人)が1人でした。
コンバージョン率はいったい何%でしょうか?

…1%ですね。
不特定多数の訪問があるwebサイトではなかなか実際の店舗のようにはいきません。
※一般的なECサイト(通販)コンバージョン率は1%と言われています。

しかし、なぜコンバージョン数ではなく率なのでしょう

次回はこの続きを考えていこうと思います。

※注:コンバージョン率を求める計算式は企業やサイトによって違う事があります。
セッション数で割る方が評価できる場合もあるそうです。

┏━┓…────────────────────────────────────
┃◇ 住宅会社・工務店・リフォーム会社専門のWEB 集客コンサル / 株式会社チタン
┗━━…────────────────────────────────────


解析ツールの各指標について その2

解析ツール 指標について

お詫び:前回GoogleAnalyticsを念頭に書いてますとありますが、
2013年に項目表記が変更されていることを忘れていました。
現在表記に訂正してお詫びいたします。()内は変更前の表記

それではwebマーケティングを行う上で基本的な各指標について説明したいと思います。

ページビュー数(PV)
ページビューの頭文字で、サイト内で閲覧されたwebページ数ということで、
サイトがどのくらい閲覧されているかを測るための一般的な指標です。
しかし、このPV数だけで判断することはできません。
一人の訪問者がどのくらいページを見ているか(一人あたりのPV)、
どのくらいページを見てからゴールに向かっているかなどなど複合的に判断しなければいけないのです。
住宅会社を対象に考えた場合、見られただけではゴールにはなりませんよね。
一人あたり何ページ見ているのかというのは、どれだけ有用な(お客様の求めている)コンテンツがあるか、
ということにもつながります。テレビの視聴率のような意味合いでとらえるとわかりやすいかもしれません
(算出方法は違いますし、あくまで感覚的なものです)

たとえば、どのページがよく見られているかわかればお客様が何を求めているのか1つの参考になります。
ページ遷移もわかるので(どのようにページを見ていったのか)動線の確認なども出来ます。
いろんなことを調べていくことが出来る指標となります。

ユーザー数(UU)
サイトを訪れた人数で、一ヶ月に何回そのサイトを閲覧しても同じ人であれば1人とカウントされるので
純粋に利用している人数ということになります。
住宅会社のWeb集客という意味では、このUUを上げていくことがはじめの一歩になるのではないでしょうか。
家を建てたい人が探していると考えれば、概ねこの数字が地域のお客様の総数…とも言えなくはないでしょう。
そこからどれだけ顧客にするかは、自社の強みやその他の差別化をわかりやすくアピールしていく施策などが必要となってくるでしょう。
※正解は1つではないので、あくまで例です。

訪問数(セッション数)
訪問回数の「のべ」数となり10人のUUのうち5人が同じ月に訪れたとすると訪問数は「15」となります。
これをUUで割って一人あたりの訪問数を出すことによりまたあらたな指標になったりします。
何度も訪問している人はリピーターとして建築を検討している見込客かも知れません。
新規訪問者とリピーターの割合も確認できるので施策の参考になるでしょう。
たとえば…
リピーターが多くいるのになかなかゴールまで到達しない場合は、もしかしたらあと一押しが足りないかもしれません。いや、説明が足りないのかも…
…などなどいろいろ考えることが可能になります。

今回の指標はそれ自体がゴールになることはないものですが、ゴールまで導くためには必要な指標になります。

┏━┓…────────────────────────────────────
┃◇ 住宅会社・工務店・リフォーム会社専門のWEB 集客コンサル / 株式会社チタン
┗━━…────────────────────────────────────


ゴールに向かうために必要なもの~指標~

20140210

前回は、サイトには明確なゴール(目標)が必要ですよ、ってことでした。

Webではアクセス解析ツール(計測ツール)というものを使って、
サイトに訪れるユーザーのアクセス状況を記録し分析します。
そこで様々な数値を見ることになるのですが、
今回はそのゴールに向かうために必要ないろいろな指標について紹介してみようと思います。
※無料から有料まである解析ツールですが、ここではよく知られているGoogleAnalytics(グーグルアナリティクス)を念頭に書いております。

それでは、主な指標について紹介いたします。

ページビュー数
以前はPV()【ページビュー(Page View)】の頭文字で、サイト内で閲覧されたwebページ数になります。
調べてみると…Yahoo!JAPAN全体での月間PVは300億PVを超えるようです。
想像できない数字です。

ユーザー数
以前はUU【ユニークユーザー(Unique User)】の頭文字で呼ばれており、訪れた人数を表します。
これは一ヶ月に何回そのサイトを閲覧しても同じ人であれば1人とカウントされます。
海外、国内問わずベンチャーに特化したとあるニュースサイトの月間UUは80万だそうです。
2009年度のコンビニエンスストア調査で、1店当たりの1日の平均来店客数は1025人(回答した21社の単純平均)となり月間約3万人。
比較するとその多さが分かりますね。

訪問数
訪問回数というか「のべ」数と考えるとわかりやすいかもしれません。
以前はセッション数と呼ばれていました。
10人のUUのうち5人が同じ月に訪れたとすると10+5でセッション数は「15」となります。

コンバージョン率
CVRは【コンバージョン率(Conversion Rate)】の略で、ゴールの達成率になります。
コンバージョンには転換という意味があり、訪問者から購入者または登録者などに変わったということになります。
何人中(ユーザー数)何人がゴールしたか(コンバージョン)の率なので、
コンバージョン数÷UU×100
で出します。

ツールではまだまだ多くのデータを確認することが出来ます。
あくまで「主な」ものを挙げてみましたが、次回はそれぞれについて具体的に説明していきたいと思います。

┏━┓…────────────────────────────────────
┃◇ 住宅会社・工務店・リフォーム会社専門のWEB 集客コンサル / 株式会社チタン
┗━━…────────────────────────────────────


そのサイトのゴールはなんですか?

20140131

これは本当に重要なことです。
サイトを立ち上げただけではマーケティングとしては意味がありません、
と前回結びましたが…普通はゴール(目標)が決まっていないとサイトの構成ができなかったりします。

これは住宅会社様だけの話ではありません。
例えば、通販のサイトだったら商品を購入してもらうことがゴールになり、
飲食店のサイトだと来店してもらうことがゴールになります。

住宅会社の目標は売上げアップ、すなわち新築・リフォームなどお客様との契約です。
そんな住宅会社のサイトでは、通販サイトのように「家を購入」なんて出来ないので、
見込客のWeb集客がゴールになるのではないでしょうか。

間取り集ダウンロード(プレゼント)
見学会(イベント)申し込み
問い合わせ(メール・電話)
…などいろいろ施策が考えられると思います。

その効果を調査・分析し、いかにゴールに結びつけるか改善・修正していく。
これを繰り返していくことによって、集客の精度をあげていくことになっていきます。
(PDCAサイクル)

┏━┓…────────────────────────────────────
┃◇ 住宅会社・工務店・リフォーム会社専門のWEB 集客コンサル / 株式会社チタン
┗━━…────────────────────────────────────


Webマーケティングとは。

a0002_001091_m_2

さて、いきなりですが、
Webマーケティングとは、いったいどういうものなのでしょうか。

Webマーケティングとは「Web」+「マーケティング」です(当たり前ですが)
それぞれの言葉だけなら聴き慣れていらっしゃる方も多いでしょうが、
それぞれの持つ意味もイメージも人によって様々だと思われます。

では、それぞれをWikipediaで検索してみると…

World Wide Web(ワールド ワイド ウェブ、略名: WWW)は、インターネット上で提供されるハイパーテキストシステム。W3(ダブリュー スリー)あるいは単に Web(ウェブ)とも呼ばれる。インターネットは、コンピュータネットワーク自体を指す言葉であり、ウェブはその応用技術のひとつである。

「マーケティング(英: marketing)とは、企業や非営利組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその商品を効果的に得られるようにする活動」の全てを表す概念である。」

「日本マーケティング協会の1990年の定義によると
「マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。」とある。」

 

となり、なにやらわかるようなわからないような…
ここで説明していくためにちょっと変えてみます。

Webとは…コンピュータ等の本体(ハード)やネットワーク自体ではなく、インターネット上で使用するアプリケーション(ソフト)のこと。
※例えばTwitterやFacebookなどのSNS、Yahoo!やgooなどのポータルサイト、amazonや楽天などネット通販、ブログ、ソーシャルゲーム、検索エンジン、PPC広告などなど…

マーケティングとは…事業の現状を調査・分析した上で、企業の戦略や施策を考え実行し、その企業の成長を継続させる考え方や取り組み

上記のことから、Webマーケティングとは、
「Web」を活用し「マーケティング」を行うこと、を意味します。

すなわち、webを活用してマーケティングを行い、その結果によってweb(サイト構成、ページ内容、サイト入口など)を変更していくことにより「マーケティング」を促進させること。

ウェブサイトを作成するだけで集客出来る時代は終わっています。
運営していく上では、webマーケティングをしっかり理解して、実践していかないと効果はまったく無い!
と言っても過言ではないでしょう。
┏━┓…────────────────────────────────────
┃◇ 住宅会社・工務店・リフォーム会社専門のWEB 集客コンサル / 株式会社チタン
┗━━…────────────────────────────────────