有料ディレクトリの今…

20150227

一昔前の話、
有料ディレクトリへの登録がSEOで効果を得られる
施策として広く知られていました。

Yahoo!など有料ディレクトリもあれば無料で登録できる
ディレクトリまで様々なものがありました。

ちなみに、有料というのはあくまで審査料であって、
登録料ではないんです。有料リンクになってしまうから…
って日本語難しいですね。

有料の場合は審査がありますので、そうそうおかしなサイトは
排除されます。
無料は…いろいろ紛れていますので判断が必要でした。

そう、「でした」って過去形です。

2012年4月
グーグルのアルゴリズム改善であるペンギンアップデートが
実用化されました。

SEOスパム対策としてブラックハットSEOを行なっているサイトの
検索結果が大きく下げられたのです。

さて、ここで有料ディレクトリと関係するものが「リンク」です。

被リンクの効果が検索結果に大きな影響力を持っていた時代には
効果が有ったようです。
Yahoo!にしても独自の検索エンジンを搭載していたときには、有効な
手段の1つだったことは間違いないでしょう。

しかし、そんな時代は終わりました。

被リンクの数が検索結果に影響を与えることはなくなり、逆に内容によっては
ペナルティの対象となるようになりました。

審査料となってはいますが、有料リンクと変わらないと考えられても
おかしくはない状況になったのです。

大元であるディレクトリ運営会社へgoogleから指導があったといいます。
※一部ペナルティを科したとの話もあります。

何が変わったか?
…リンクはそのままでnofollowが付与されました。
そう、リンク先に影響を与えないようになっているというのです。

検索したユーザーにとって有意義なサイト作りが叫ばれている現在、
ある意味被リンクサービスであるディレクトリ登録のメリットは
ほとんど無いのかもしれませんね。

※ただ、まったく被リンクの効果が無いわけではありません。
ユーザー視点で、質の高い、関連性のあるリンクについては
評価はゼロではないようです。

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webの役割と影響

最近気になる調査結果がアドビシステムズ株式会社より発表されました。
[以下ニュースルームより引用]

現代の消費者の認知、検討、購入行動について興味深い結果が出ています。

テレビや新聞、雑誌を見て気になった商品情報をWebサイトで調べる消費者が88.3%、
店頭で気になった商品をパソコンやスマホで調べる消費者が52.3%、
Webサイトが期待に応えていない場合に商品の購入や情報収集を中断してしまう消費者が62.6%
認知、検討、購入判断のそれぞれの場面においてデジタルメディアが消費者の購買行動に及ぼす影響が大きいことが明らかになりました。。

この数字では、テレビや新聞、雑誌はやはり多いんだなぁ…と思われるかもしれません。
しかし、今後はどう変化していくのでしょう。

5年前と比較した場合の各メディアの影響力の増減を尋ねたところ、
各メディアの増減DI値(5年前に比べて「増加」と答えた回答者比率(%)から「減少」と答えた回答者比率を引いた値)は、
「ニュースサイト/ポータルサイト」が+29.1、
「ソーシャルメディア」が+24.6、
「企業のWebサイト」が+17.0
とそれぞれ増加しているのに対し、
「テレビ」が-5.9、
「新聞」が-20.8、
「雑誌」が-22.8など、従来メディアはどれも減少傾向となりました。

5年間でも影響力を持つメディアは大きく変化しております。
今後この傾向は続いていくのではないでしょうか。

では、認知後の行動はどうでしょう。

テレビ・新聞・雑誌を見て気になった商品情報をWebサイトで調べる消費者が88.3%
店頭で気になった商品があった場合、パソコン・スマホで調べる消費者が52.3%
商品検討段階でも、重要な役割を果たすデジタルメディア

モバイル端末の普及により、検索が身近になりました。
家でわざわざパソコンを立ち上げなくても、店頭でパソコンの無い状況でもすぐに検索できます。

Webサイトが消費者の期待に応えていない場合、購買行動にどのような影響を与えるか尋ねたところ、
62.6%が商品購入または情報収集のいずれかを中断する、という結果となりました。
これにより、Webサイトの体験が適切でないと、商品・サービスの販売機会を逸してしまう、
という大きなリスク要因になることが判明しました。

ここからは、「Webサイトでしっかりと情報発信することが重要」であり、
なおかつ「ユーザーの事を考えた作成が必要」ということが見えてきます。

これを住宅・リフォーム販売で考えてみましょう。
例えばチラシ。
チラシを見て興味をもったお客様が検索します。
会社名かもしれませんし、直接URLを入力するかもしれません。

その時、
検索結果に表示されているでしょうか?
お客様の望むサイトになっているでしょうか?
サイトの目的までの導線はあるでしょうか?

一度はお客様(ユーザー)目線での確認をしておくことを強くオススメして
今回はおしまいといたします。

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入力フォームについて その4

EFO【エントリーフォームの最適化】の話 その4

さて、ラストスパートしたいと思います。

のこり8項目です。

 

8 嬉しい自動

多分、みなさんもよく目にする(使ったことある)機能です。

便利ですよね、住所自動入力(^^)

郵便番号入れると自動で記入されるわけですが…
人間便利になると便利になる前のことを忘れてしまいます。

自動入力じゃないだけで「あ、面倒」と思われてしまう可能性があるわけです。

出来る限り対応したい変更になります。

 

9 フォームは見た目が勝負?

エントリーフォーム最適化(EFO)は基本的に「-」(マイナス)の考え方です。
何回も言っているかもしれませんが(^_^;)

 

 

10 地図で迷わせない
地図といってもGoogle MAP…ってわけではありません。
現在の入力状況をお知らせするということです。
STEPが1~3まであったとすると今はどこになるのか。
入力フォーム上部に見かけたことはないでしょうか?

 

form_3

 

 

アンケートなどでは残り何問あるのか表示しているものも
ありますね。

 

11 色の変化はわかりやすい

現在入力中の項目については背景色を変えることで
ミスが起こりにくくなります。

色の変化はわかりやすいですよね

 

12 すぐに教える
すべてに入力したあとに送信(もしくは確認)ボタンをクリック。
「入力に誤りがあります」
という表示とともにエラー箇所が赤くなったりしたことはないでしょうか。
それが項目入力時にわかれば親切ですよね。

 

 

13 本当にわかりやすい表示は?
どうしても入力してもらいたい項目がありますよね。
俗にいう「必須項目」です。
多くは【※】を項目名の横につけて、フォーム上部に
「※印は必須項目です」
なんて注意書きされていますが…

【必須】と書いていれば、わかりやすくないでしょうか。
「書いているじゃないか」という意見は…NGです。
わかりやすく、が原則です。

 

 

14 見本をみせてあげる

項目の記入例を入れといてあげるとわかりやすいです。
間違える確立もぐんと減るでしょう。

 

 

15 昔はよく見かけましたが…
これは、今ではほとんど見かけなくなりましたが…
「リセットボタン」は不要です。

万が一、誤ってクリックするとすべてが消える可能性があります。

 

form_4

※これはあくまでも例です。これだけでも最初のものとは違いますよね。

 

いろいろな切り口で、いろいろな改善があると思いますが、

目的は「問い合わせを増やす」改善です。

また新たな視点がありましたらご紹介していきたいと思います。

 

 

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入力フォームについて その3

20141007

EFO【エントリーフォームの最適化】の話 その3

まだ12項目も残っているので(^_^;)、しっかりやっていきたいと思います。

極力やってあげましょう

個人的にも記憶にあるのが、入力して確認ボタンを押した際のエラーで
「○○は全角(半角)入力でお願いいたします」
というもの。

郵便番号や電話番号は半角のクセが付いているので大丈夫ですが
住所の番地などでひっかかったりします。

入力してもらうユーザーの利便性を考えれば、一番良いのは
指定なしで受け付けられることではないでしょうか。

システムに依存する部分もあるので、無理な場合は自動的に入力文字種の
指定をして対応する方法もあります。

サイトによっては、全角入力を自動的に半角に変換してくれるところもあります。

少しでも入力ストレスを減らしていきましょう

引き止める方法

「まだ終わってませんが大丈夫ですか?」

強引に引き止めるというよりは、親切心で確認してあげるようなニュアンスが
棘がなくて良いと思います。

どうにかして逃さない、買ってくれ買ってくれ!的な部分が強いと入力しようとしていた
気持ちも消滅してしまう可能性があります。

中には間違えて「BackSpaceキー」を押してしまい、ページが戻ってしまうこともあります。
戻ってしまうと…入力する気力も失せますよね。

そんな時に「大丈夫ですか?」と優しく確認してあげる…感じです。

教えてあげる優しさ

これも親切な対応です。

すべて入力した後に確認(送信)ボタンをえいっと押すと
「入力内容に誤りがあります。~云々」
と表示される。

「あ~~~(T_T)」
となりますよね。

それが入力時に教えてくれるとどうでしょうか。
個人的に便利なのはパスワードやID入力です。
「そのIDはすでに使用されています」
と後で注意されるのと先に注意されるのとでは
気分的に違うものです。

すぐに教えてあげる優しさが入力を促すポイントです。

背中を押してあげる

フォームに集中してもらうということで、極力不要なリンクは省く
前回「入力フォームについて その2」にありましたが、入力に対するひと押しは大事です。

「よし、問い合わせしよう!」
というユーザーは特に問題なく入力完了して
コンバージョンしてくれることでしょう。

問題はこちら。
「問い合わせてみようかな~」
ぐらいの気持ちのユーザーです。

入力する目的もありますが、その入力をすることによって
得られるメリットを明記しておくことは大事です。

また、安心感や不安を取り除くようなアピールも必要です。
※電話番号も併記して電話対応も出来ることなど。

住宅会社で言えば、アンケート記入後のしつこい(お客様からみて)営業は
嫌われる要因の1つでもありますので「入力いただいたことで営業は一切いたしません」
などと明記しておけば良いでしょう。
※もちろんその問い合わせなどで営業してはいけません。

今回は見た目というよりは気持ちを重視した内容でした。

次回は残りの8項目を一気に説明したいと思います。

—-入力フォーム関連—-
入力フォームについて
入力フォームについて その2
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入力フォームについて その2

20140912

EFO【エントリーフォームの最適化】の話 その2

さて、前回の終わりにこのように書きました。

“入力フォームの最適化は、それらに比べ「早く」「確実に」結果につなげることが可能な施策です。”

では、どのようにすれば問い合わせのコンバージョン率(CVR)を上げることが出来るのでしょうか。

基本的な入力フォームはこのようなものだと思われます。

form_1

入力項目に漏れがなく、入力内容が間違いなく送られるようであれば、一応フォームは完成です。

では、“最適化”に向けていきましょう。

●フォームに集中してもらいましょう

せっかくお問い合わせフォームまで来てくれたのに浮気させてはいけません。
フォームの周りやヘッダー、フッターの不要なリンクが離脱の原因になってしまいます。
サイト運営者としてはいろいろとメニューを用意して、ここぞとばかりにリンクを
貼っていたりするのですが…

コンバージョンであるお問い合わせフォームに訪れたユーザーに対しては逆効果。

コンビニのレジ前で、おでんを売らないといけない期間なのに
おでんを見ているお客様に「からあげいかがですか」と声をかけるようなものです。

●項目そんなに必要ですか?

どれだけ記入してもらう項目を設定していますか?
会社としては相手のことを知るため、セグメントするためなど
いろいろな情報を項目増やして手に入れたいところ…
ですが、逆の立場になった時どう感じるでしょうか。

考え方としてEFOは項目を減らす方向です。
本当に必要なものか検討してみることが必要になります。

●行動は最小限で

基本的なことですが、見た目や行動中に「面倒くさい」と思われたら
離脱率がアップしてしまいます。

例えば
郵便番号入力欄「-」で区切って2つある
電話番号入力欄「-」で区切って3つある

これらを1つにすれば、それだけでカーソル移動が3回減ります。
他にも住所やメールアドレスなども分割されていますね。

さて今回はここまでですが、
見た目はこのように変わりました。
                       <Before> 
form_1
                       <After>                         
form_2

次回もまだまだ続きます(残り12項目)
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入力フォームについて

20140804

今回から目的(ゴール)に直接関係あるお話です。

LPO( Landing Page Optimization)-ランディングページ最適化-
と似た横文字でEFOというものがあります。

さてEFOとはなんでしょうか?

EFOとはEntry Form Optimizationの略になりまして、
エントリーフォームの最適化】という意味です。

「たかが入力フォームに最適化もなにもないだろう」
と思った方は要注意。
結構、いや、かなり重要な要素であり、コンバージョンに直接響く項目だったりするのです。

例えば、
ネットショップで言えば、注文の際に記入していただくカート。
それ以外だと、お申込み用のフォームであったり、
問い合わせ用のフォーム、資料請求の応募フォームなどがあります。

ユーザーが入力している途中に何かしらの理由で離脱したり、
そもそも入力が面倒だと思わせるフォームだったとしたら…機会損失だと思いませんか?

魅力的な商品であったり、サイトのコンテンツでせっかくアクションを起こしてくれたのに、
それを妨げていたのがフォームだったなんてモッタイナイですよね。

海外サイトでは入力フォームの改善で「億単位」の売上増加につながったり
国内でもCVRが大幅に改善された例がネットで紹介されています。

質の高いコンテンツの量を増やしたり、LP作成してPPCをまわして…
とすることは、簡単な作業ではありませんよね。

入力フォームの最適化は、それらに比べ「早く」「確実に」結果につなげることが可能な施策です。

業種により違いがあるでしょうが、基本的な考えを基に考えてみませんか?

次回より数回に分けて説明をしていきたいと思います。
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LP ランディングページとは Part.2

20140701

前回は
【検索していたユーザーが初めてサイトにアクセス(着地)したページ】
について説明いたしました。

今回は、意図的にお客様(ユーザー)を着地させるページについてのお話になります。

SEM(Search Engine Marketing )
検索エンジンマーケティングの考え方の1つに「LPO」というものがあります。

LPO(Landing Page Optimization )
横文字ばかりが続きますね。
これは日本語で「ランディングページ最適化」といいます。

通常のランディングページは想定外のキーワードで訪問されたり
コンバージョンになりにくい検索キーワードからの訪問など様々なケースが
考えられます。

またPPC(広告)と違う点は、ターゲット用にページを作成するということです。
通常のPPCでは、今あるサイトへの誘導となり、確かに自然検索よりは見込み度の
高いお客様を集めることが出来ますが

そこで、まず集客のターゲットを絞り、そのターゲットに向けたページを作成。
見込み度の高いお客様をそのページ集客してコンバージョンにつなげる。
簡単にLPOを説明するとこんな感じです。

例えば…
リフォーム全般を扱うサイト「A社」。
TOPページは、様々なリフォームのメニューが並んでいます。

その中にキッチンのリフォームコンテンツが有りますが、
通常のページとは別にキッチンリフォームのLPを作成して
集客するようにしました。

キッチンのリフォームを考えているお客様がいます。

見込み度の高いキーワードで検索した結果、
そのお客様は「キッチンリフォームをお考えの方へ」という広告文でLPに、
テンプレート_B

自然検索結果でTOPページに訪問しました。                                                       sample_A                                                                                             
※色のついた部分がお客様が知りたいコンテンツです。

はたして、このお客様にとって
どちらが最適なページでしょうか?
どちらがお客様の要望に応えられるページでしょうか?

もちろんweb上で即契約は難しいでしょうから、現調やお問い合わせなどが
コンバージョンとして考えられます。

お客様の立場で考えれば、わざわざクリックして探しに行かなくても
LPではキッチンリフォームのことが一目瞭然となるわけです。
しっかりコンバージョンを明確にしておけば、LPの効果は十分得られると思います。

通常のコンテンツTOPページをLPとしても良いとは思いますが、
どうしても他のメニューやバナーがあったりして導線がぼやけてしまう
恐れがあるので、別に作成したほうが成果は上がると考えます。

LPOというだけあってランディングページを最適化することは
web集客において重要なことなのです。

※あくまで上記は簡単な例えです。
ターゲットになるお客様の年齢を分けるのであれば、それぞれに対応したLP
を用意することになりますし、狙うコンテンツもいろいろ考えられます。
やはりPDCAを回していくことを考えておく必要があります。 
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LP ランディングページとは

20140603

今回はランディングページ(以下、LP)について考えてみます。

そもそも「ランディング」という意味は「飛行機などの着地」です。

そこからLPとは、
【検索していたユーザーが初めてサイトにアクセス(着地)したページ】
と考えて間違いありません。

Google analyticsではLPを確認することが出来ます。

20140603_2
※各項目の表示は非公開となります。ご了承ください。

LPは上記にあげた「検索結果」からの訪問とは別に、
web広告のリンク先として用意するLPがあります。
今回は検索結果からのLPで話を進めていきます。

おそらく多くのサイトではLPの上位にトップページがランクインしている
ことと思われます。

では、どのような検索キーワードでユーザーはクリックしてくれたのでしょうか。

20140603_3

実はココがチェックポイントです。

ユーザーが何を求めて検索したのか。
どういうキーワードで検索したのか。
そのキーワードに対しトップページは適切な内容なのか。
そもそも狙っていたキーワードでの訪問なのか…etc…

設定しているキーワードやそれに関するページ内容になっているのか、など
検証してみることが大事になってきます。

例えば、
狙っていたキーワードにも関わらず直帰率が異常に高い場合は
確実にページ改善の必要があります。

一度確認してみることをオススメいたします。

次回はもう1つのLPについて考えてみます。

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住宅会社サイトのKPIとは

住宅会社サイトのKPIとは

今回はKPIについて住宅会社としてどのように考えるか、です。

まず、住宅会社のwebサイトでの目的は集客だと思います。
(通販サイトだと販売がメインだからわかりやすいですね)

住宅会社のWeb集客というものは、「問い合わせ」や「間取り集申し込み」、
「イベントへの申し込み」「イベントへの誘導」などが代表的なものでしょうか。
そこからどれだけ契約に至っているか、おおまかな数値が出てくるでしょう。

—————————————–
1000人のサイト訪問者(UU)から10人がイベントに申し込み、1人が契約。
という住宅会社を仮定します。

ここで10人来場してくれたら1人は契約になるので、契約率は10%です。
1000人サイトに訪問したら10人が申し込んでくれたのでCVRは1%です。
会社としては当然ながら、契約数を増やすことが目的です
では目的に向かってwebサイトの施策を考えてみます、

ここでKPIを2つ考えてみます。
1. CVR 2倍
2. UU 2倍

CVRが2倍の2%になった場合、1000人の訪問なので申し込みは20人。
UUが2倍の2000人になった場合、CVRは1%なので申し込みは20人。

どちらも見込みの申し込み人数は同じ20人です。
しかし、その施策はまったく違うということがお分かりいただけますか?

単純に言うと、
CVRを上げるためにはサイト内の導線誘導やコンテンツの見直しという内部的な施策になってきます。
逆にUUを上げるためには外部からサイトへ誘導しなければならないので、広告やSEOの施策が中心となります。

実際の小売店で例えると、
1.店内の売場をお客様が購入しやすいように変更、売りたい商品を目立つところに配置する。

2.店の看板を大きくしたり、お店に来てもらうために道行く人へ大きな声で呼び込みをする。
という違いになりますか。

なので、PDCAは変わってきます。
ゴールが同じでも辿るルートが違いますからね。
その指標となる「KPI」は必要不可欠なのです。

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KPIとは。

20140310

さて、サイトの目標については最初にしっかり決めておかないといけません。
と、何度か言っているのはそれだけ重要なことだから。

主な指標の紹介が済んだので、次は「KPI」と呼ばれるものについて説明していきます。
狭義では管理会計用語のようなのですが、webマーケティングに合った説明ということで、
ここでは引用させていただくことにいたします。

ケーピーアイ
KPI 【 Key Performance Indicator 】 重要業績評価指標

目標の達成度合いを計る定量的な指標のこと。
目標に向かって日々業務を進めていくにあたり、「何を持って進捗とするのか」を
定義するために設定される尺度で、現況を指し示す様々な指標の中から、
進捗を表現するのに最も適していると思われるものが選択される。
KPIは継続的に測定・監視され、その向上のために日々の活動の改善が行われる。
達成すべき目標を定量的な指標で表現したものはKGI(Key Goal Indicator)と呼ばれる。
                            「IT用語辞典 e-Wordsより」

                                                    

あれ、KGIって新しい言葉が出てきてしまいました。
これはどんな意味なのでしょうか。

ケージーアイ
KGI 【 Key Goal Indicator 】 重要目標達成指標

組織やプロジェクトが達成すべき目標を定量的な指標で表したもの。
抽象的な理念や目的のようなものではなく、「いつ、どの指標がどのレベルに到達したら
目標達成とみなすのか」を定義したもの(例:3年後に売上高を10億円以上にする)で、
その際に選択された指標自体(例:売上高)のことをKGIと呼ぶ場合もある。
日々の進捗を計る指標としてKPI(Key Performance Indicator)が併用されることが多い
                            「IT用語辞典 e-Wordsより」

どうやら「KPI」と「KGI」は、切っても切り離すことの出来ない関係のようです。

関係性について、わかりやすく説明していただいているページがありましたので、
これも引用させていただくことにいたします。

「KGI」が、プロセスの目標(ゴール)として達成したか否かを定量的に表すのに対して、
「KPI」は、プロセスの実施状況を計測するために、実行の度合い(パフォーマンス)を定量的に示すものになります。
代表的な「KGI」として、「売上高」「利益率」「成約件数」などがあります。
つまり、「KGI」達成に向かってプロセスが適切に実施されているかどうかを中間的に計測するのが、「KPI」だといえます。

        「KPI」と「KGI」の違い?|営業マン育成先生が教える強い営業組織を作る12のステップ

横文字が入ってくると難しくなりそうです。

目標が決まってないとどうやって行けば良いかわからない上に
指標が無ければどうやって向かって行くことが良いかわからないわけです。

それを明確にしてPDCAサイクルをまわしていくことで、目標を目指すわけです。
※PDCAサイクルとは…
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返すこと

主な指標について説明いたしましたが、どれをKPIにするかは
サイトにより異なってきます。
コンバージョン率の回で説明したことがすべてではありません。

次回は、住宅会社での具体例を示していくこで説明したいと思います。

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