先日の記事ではデジタル広告詐欺について書いてまいりました。
これらの記事では広告を出稿する我々、企業サイドが詐欺に合う可能性が
あるということで、お客様とは全く関係ないbotによる広告のインプレッションなどで
広告代が支払われるようなことが起こっている問題について触れました。
しかし、内容を見てみると一般のユーザーのPCに感染(潜伏)し、そのPCを使って
あたかもユーザーが使用しているかのような行動を取るものまであり、目的は
広告収入を得ることなのですが、そのターゲット、手段としてユーザーのPCが
利用されているのが一つの手口です。
そして、最近では一般のユーザーのPCによるアクセスがあった場合に広告に仕掛けた
不正プログラムに感染させ、サイト誘導を行ったり銀行を装っての詐欺ツールが動く
ようになったりすることが問題として挙がってきています。
不正広告へのアクセスが日本から900万件、金銭を狙った不正プログラム感染の温床に
これらはGoogleやYahoo!のように広告を審査しているところを経由している分に
ついてはほぼはじかれていて起こっていないのではないかと推測します。ただし、
個人のサイトや大手でも直接広告主と提携をしているサイトでは、出稿する相手から
広告の掲載料をもらえれば広告の内容について厳密に審査することは難しく、その
すきを縫って不正広告による被害が起きているようです。
このような問題が続くとユーザーのセキュリティへの関心が高まるとともに、
今後はデジタル広告への信頼性を問う動きも出てくるかもしれません。
怪しい広告はクリックしない、怪しい広告は表示しない。そんな機能がブラウザに備わったり、
ウイルス対策ソフトに備われば少なくともバナー広告の有用性が薄れて行ってしまいます。
我々のように真面目に広告を出稿し、集客を図っている企業サイドとしてはこれは
かなりの痛手です。引き続きよい広告を信頼性の高いサイトに対して出稿をすること、
そして自分の使っているPCや企業で使用しているPCについてはきちっとアップデートを
行いセキュリティの脆弱性を取り除くこと。出稿する側としてはますますセキュリティに
ついても意識していく必要があります。
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